このたび、『消防設備士 甲種第1類』の試験を筆記満点で1発合格しました!

甲種1類試験は、数ある消防設備士試験の中で、合格率ワースト1〜2位を争う高難度な試験となります。

甲種1類が27.6%、甲種2類が27.4%と4人に1人しか受かりません。

舐めてかかると簡単に落ちますね。
実際に受験した感想として、「実技は癖がある問題が多く、しっかりと勉強しておかないと落ちるであろう」ということを感じました。
- 使用したテキストの紹介
- やってみて良かった勉強方法
- 勉強時間はどれくらい必要なのか
1発合格したからこそ分かる内容を記載していくので、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

実際に出題された実技問題全7問を掲載した記事もあるので、よければそちらも読んでいってください!
元々の知識レベル及び関連資格は?
「甲1」と略される当資格ですが、『水系消防設備を対象に、設計・工事・保守点検の業務を行うことができる』国家資格となります。
前提知識の有無で難易度が変わるので、まずは筆者の知識レベルを紹介。
筆者のプロフィール
・甲種1類(水系消防設備)に関する知識は実務経験として一部有り
・消防設備士資格…甲種4類、乙種6類、乙種7類を所持
・一部試験免除が可能な第2種電気工事士資格…未所持

工場の生産技術という職務上、消防申請などの実務を行っており、法令の一部は実体験として理解していました。
ですが、基礎知識(機械・電気)、実技試験(鑑別・製図)に関しては全くの知識ゼロ。
初学者に毛が生えた程度の知識からスタートしました。

多少は有利かな〜と思いつつ、勉強開始したのに現実を知ってちょっとショックでした(笑)
【公論出版】消防設備士 令和7年上巻・下巻

使用したテキストは公論出版の上・下巻のみ。
乙6→甲4→乙7と全ての消防設備士試験でお世話になってきたシリーズです。
このテキストだけをやりこめば確実に受かります。
そう断言できるほどの完成度です。

事実として、自分はこのテキストの知識のみで全て1発合格しています。
やってみて良かった勉強方法
面白くない結論ですが、勉強は繰り返しが基本。
前述した公論出版のテキストを繰り返しやっていれば間違いなく合格します。
「そんなの分かってるわ」という怒号が聞こえてきそうなので、やってみて良かった勉強方法を紹介。

『WordHolic』というアプリに択一式の問題を全て登録し、繰り返しこなしました。
ただの単語カードアプリなのですが、繰り返し期間を自分で設定できます。
苦手な問題は何度も出会うことになり、必然的に覚えることができるという便利なものです。
スマホでの勉強は何となく敬遠していたんですが、試してみると好感触。
例として、テキストを持ち歩いていない場所であっても問題に触れる機会をいつでも作り出せるのがとても良いと感じました。

今ではこのアプリが無いとダメな身体になりました(笑)
公論出版のテキストが無かったら不合格だったかも
公論出版のテキスト内(実技/製図)で理解に苦しむ問題がありました。
「理解するのを諦めて捨て問にしようかな」と思ったこともあったのですが、解説部分に気になる文字が。

この問題はスプリンクラー設備についての新問である。
「最近追加された問題ってことか…出る確率も高いのであろう」と嫌々ながら何とか理解。
そして実際にこの問題が全く同じ形で出題されました。
試験後に確認したところ、他の甲種1類テキストにこの問題は掲載されていませんでした。

公論出版のテキストが無かったら製図問題を1問確実に落としていたと思います。
この問題だけでなく、実技試験7問(鑑別・製図)全てで、公論出版のテキストと全く同じ問題が出ました。
もう一度記載しますが、「テキストと全く同じ問題」が出ました。
ちょっと怖くなるほど、すごいテキストです。
実際の問題が見たい方はこちらのリンクからどうぞ。

受験者側からしたら嬉しいことなので、深く考えないようにしましょう(笑)
合格までに費やした勉強時間は?
自分が本試験に費やした勉強時間を公開します。
上下巻合わせて、合計109時間となります。

キッチリ計測したい性格なので、大きな誤差はないと思います。
実際に合格して思うこととして「必要以上にやり過ぎた」という一言。
「早く始めて」「量をこなす」という忠実な勉強をしようとする余り、無駄な時間を投下してしまったと反省。
試験難易度に合わせた勉強の進め方が大事だと痛感しました。

早く覚えたところで忘れないようにする努力が無駄に必要になるので、意味がないという…。
勉強時間はどれくらい必要なのか
実体験から真剣に考えます。
- 前提知識無しの場合→80時間
- 前提知識有りの場合→30〜60時間
これだけやれば、ほぼ確実に受かると思います。
前提知識有りの場合の知識レベルは、人によって違い過ぎるので、幅を持たせています。
確実に合格したい場合は気持ち多めに時間を取れば十分でしょう。
100点ではなく、60点取れば良い試験なので、これくらいの勉強時間を目安に計画してみてはどうでしょうか。

自分も昔は短期決戦の追い込み型だったので、長期の勉強が苦手な人の気持ちもわかります…。
【最後に】今後の受験予定など
ここまで読んでいただけた皆さま、ありがとうございました。
少しでも参考になったのであれば、嬉しいです。
最後に今後の受験予定を公開しつつ、自身へのプレッシャーを掛けていきたいと思います。
◎2025年度受験資格
- 危険物取扱者 甲種→合格済(記事はこちら)
- 消防設備士 甲種1類→合格済
- FP3級→次の試験
- 公害防止管理者 大気第1種
- 高圧ガス製造保安責任者 乙種機械
- 第1種衛生管理者

まだまだ戦いは続きますが引き続き頑張ります…!
最後まで読んでいただけた方に一つお願いを。
今後の参考にしたいので、みなさんの受験予定やおすすめ資格などをコメント残して帰っていただければ嬉しいです!
X(旧Twitter)でも気軽に絡んでいただければ、スマホの画面前でニヤニヤします(笑)
改めて、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント、、、コメントいただければ泣いて喜びます(土下座)
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