消防設備士の有資格者講習を受ける人なら誰もが気になるのが、最後に実施される「効果測定(確認テスト)」
講習の案内に『テスト』と書かれているだけで不安になりますよね。
自分も初講習だったこともあり、「落ちたらどうなるの?」「内容は難しい?」と不安いっぱいでした。
でも、実際に受けてみると想像していたよりもずっと穏やかで、「多少寝てても問題ない」と言っていいレベル。
この記事では、そんな効果測定で実際に出題された内容をまるっと公開します。
効果測定(確認テスト)とは?

消防設備士講習の最後に行われる理解度確認テストで、正式名称は「効果測定」といいます。
「採点の結果、特に成績の良くない者には、再度講習を受講することを指導」という決まりのようです。
とは言え、この説明をしてくれた講師の方が「こんな人(指導されるような)いるんかな?」と言っていたくらいなので、実際は効果測定は形骸的なものなのでしょう。
なので不安するようなものではありません。
<効果測定の概要>
- 実施目的:講習内容の理解度を確認するため
- 実施タイミング:講習の最後(約20分程度)
- 問題数:全6問
- 配布テキスト・メモの持ち込み可
- 採点結果:非公開(得点や解答は公表されない)
- 講師からのヒント:講義中にポイントを教えてくれる
実際の講習の中でも「効果測定によく出ます」「ここから問題出ます。大丈夫ですか?」などの声掛けが頻繁に有りました。

この環境に加えて、テキスト持ち込み可能なんだから楽勝です。
実際の問題を公開
本題に移りましょう。
自身が受講した「避難設備・消火器」区分の講習で出題された実際の効果測定問題を紹介します(講習日:2025年10月)

問題文は当日配布資料および記憶をもとに再現。
細部の表現は多少異なる可能性がありますが、ほぼ完コピできたと思うので、参考にどうぞ。

実際の効果測定中も会場全体がのんびりした雰囲気で、焦るような空気は一切ありませんでした。
【共通問題】法令(出題数3問)
【問題1】防火対象物の用途が変更された場合の消防用設備等の技術上の基準に関する法令の適用について、現行法令が適用される場合として、正しいものは次のうちどれか。
1.当該防火対象物の3分の1に及ぶ大規模修繕が行われた場合
2.延べ面積1,500m2の防火対象物で、500m2の増築が行われた場合
3.防火対象物が用途変更前から当該相当する技術上の基準に違反していた場合
4.当該防火対象物の延べ面積の3分の1にわたる増築が行われた場合
【問題2】消防用設備等の点検及び報告に関する記述として正しいものは、次のうちどれか。
1.資格者に点検させなければならない特定防火対象物は、延べ面積500m2以上のもの
2.消防用設備等は、総合点検を6か月ごとに1回実施しなければならない。
3.消防用設備等の維持台帳には、 設置届書、 検査済証、点検報告書等の必要な書類を編冊する。
4.点検結果の報告の期間は、特定防火対象物以外の防火対象物については2年に1回である。
【問題3】消防設備士の義務に関する記述として誤っているものは、次のうちどれか。
1.消防設備士は、業務に従事するときは、 消防設備士免状を携帯していなければならない。
2.免状の交付を受けた日以降の最初の4月1日から2年以内に講習を受け、その後も講習を 受けた日以降の最初の4月1日から5年以内ごとに当該講習を受けなければならない。
3.免状に貼付されている写真の有効期限は 「撮影から10年以内」 である。なお、消防設備士免状の記載事項に変更が生じた場合は、 遅滞なく当該免状を交付した都 道府県知事もしくは居住地又は勤務地を管轄する都道府県知事に書き換えを申請しなければならない。
4.免状を亡失した場合は、亡失したと思われる地域の都道府県知事に再交付を申請できる。
【第5類】避難設備(出題数3問)
【問題4】避難器具の設置に関する記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1.設置単位は、防火対象物全体の規模には関係なく防火対象物の各階である。
2.避難用タラップは、3階までしか設置できない。
3.免除の条件を満足する防火対象物の階について、必要とする避難器具の数から免除できる個数を減ずることができ、減じた数が1に満たないときは、避難器具を設置しないことができる。
4.小規模特定用複合防火対象物で、ホテルのみが使用している2階で、1階が共同住宅、ホテルの収容人員が30人なので、避難器具を設置しないことができる。
【問題5】避難器具の設置位置等に関する記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1.避難ロープの操作面積は、0.5m2以上(当該器具の水平投影面積を除く。)かつ一辺の長さはそれぞれ0.6m以上であり、当該器具の操作に支障のないもの。
2.すべり台を設置する開口部は、高さ1.8m以上、幅はすべり台の滑り面部分の最大幅以上の大きさでなければならない。
3.避難器具用ハッチに格納した避難はしごの降下空間は、ハッチの開口部から降着面等まで当該ハッチの開口部の面積以上を有する角柱形の範囲の空間が必要である。
4.避難器具を使用するための下部支持装置の固定の操作、使用者が避難器具からの離脱あるいは着地してからの体勢をを整えるために地上に安全な空地が必要である。
【問題6】避難器具の工事又は整備に関する技術基準の記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1.設計荷重の付加荷重である積雪荷重は、積雪量が1m2当たり1cmにつき20N以上として計算すること。
2.鉄骨造又は鉄筋コンクリート造に対する固定方法の例として、軽量気泡コンクリート(ALC)構造の床又は壁に固定する場合の工法は、主要構造部の鉄筋にアンカーボル トを引掛けてから溶接する。
3.取付具の固定に使用するアンカーボルトは、M20以上と定められている。
4.金属拡張アンカーの埋込み手順として、取付具の穴に対応した寸法で埋込みの位置を定め正確に表示する。
【第6類】消火器(出題数3問)
【問題4】消火器具の種類、構造等に関する記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1.消火器の分類で、保持装置及び背負いひも又は車輪の質量を除く部分の質量が28kg以下のものは、手さげ式、据置式、背負式となっている。
2.絵表示入り適応火災表示等の規格は平成23年(2011年)1月1日からで、旧規格 (絵表示なし) の消火器は型式失効となり、 使用特例期間は令和3年(2021年) 12月31日である。
3.消火器は、正常に操作した場合において、放射時間は20°Cで20秒以上の放射性能を有していなければならない。
4.消火器 住宅用消火器は除く。)の外面は、その25%以上を赤色仕上げとしなければならない。
【問題5】消火器具の点検基準に関する記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1.機器点検は、設置状況、表示及び標識、消火器の外形、内部及び機能、耐圧性能について確認する。
2.車載式の消火器についても放射能力を行う。
3.点検の結果は、①内部及び機能の確認への移行、②復元、③要整備、④廃棄の四つに区分 (判定) される。
4.耐圧性能試験は、製造から10年を経過したもの又は外形の点検において本体容器に腐食等が認められたものについて実施し、以降3年以内ごとに実施する。
【問題6】消火器の整備に関する技術基準の記述として、誤っているものは次のうちどれか。
1.はかりには、消火薬剤秤量用、加圧用ガス容器秤量用がある。
2.内容積100cm以下の加圧用ガス容器は、封板を溶着して密閉したもので外面は亜鉛メッキを施している。充填薬剤質量5.0kg以下のものに使用されている。
3.消火薬剤の再充填は、メーカー指定の消火薬剤を使用し、薬剤の表示質量、総質量の許容範囲に示す充填質量許容範囲を厳守する。
4.蓄圧式消火器を分解する場合、排圧栓のあるものはこれを開き、ないものは容器を逆にしてバルブを開き、内圧を排除する。
まとめ:効果測定(確認テスト)は全然怖くない!

消防設備士講習の効果測定(確認テスト)は、事前に心配するほどの難易度ではありません。
実際に受けてみて感じたのは、「講義を普通に聞いていれば、問題ない」ということ。
講師の方も要所でポイントを伝えてくれるため、大切なのは“言われたポイントをメモしておくこと”くらいです。
テキストの持ち込みもOKなので、当日の集中力を意識すれば十分対応できます。
講習自体が、日々の業務や点検に直結する内容が多いこともまた事実。
改めて消防設備の基礎知識を見直す良い機会にもなるでしょう。

受けてみると意外と楽しく、学びの多い講習でした!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
この記事が、これから消防設備士講習を受ける方の不安を少しでも減らし、「大丈夫そうだな」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

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