消防設備士試験を連続して受験していると、
「どの類から受ければいいの?」
「おすすめの順番は?」
といった相談をされます。
「受けたいものから受ければ?」と思う一方で、「これが正義」という順番はありません。
とはいえ、何も考えずに受験していくのは正直もったいない。
そこで今回は、綺麗事を抜きにした戦略的な受験順の考え方をまとめてみます。

初学者の方からすると、種類多過ぎ!と思いますよね…(笑)
優先すべき考え方
筆者の考える受験順を記載する前に、それよりも優先すべき考え方があります。
3点あるので、まずはこちらから理解してもらえれば幸いです。
会社で評価されるものがあれば最優先

効率や理想を語ったところで、収入がなければ生活は成り立ちません。
- 資格手当が出る
- 昇進・配置転換に影響する
- 評価面談で確実にプラスになる
こういった条件(4類必須など)があるなら、迷わずそれを優先しましょう。
試験の難易度や世間の評価より、まずは自分の生活を守ることが大事。

いくら資格を取りまくっても会社の必須資格を持ってなければ意味がありません。
実業務に関わっているものを優先
仕事で実際に関わっている設備がある場合も、その類を優先しましょう。
- 点検業務に従事している
- 工事業務に従事している
- いずれ必要になる可能性がある
一定数実務をこなしたことがあれば、試験の難易度は1段階下がります。
「机上の空論」より「実体験」、これに勝るものはありません。

試験勉強が仕事にも役立つって素晴らしいですよね。
個人的に受けたいものを優先

意外と軽視されがちですが、「勉強内容が好き」「興味がある」というものも立派な理由です。
- 嫌いな分野 → 勉強が進まない
- 好きな分野 → 自然と時間を使える
継続して勉強できるかどうかは、結局ここに尽きます。

自身の経験談として、好きな科目の甲種1類のときは、勉強が楽しすぎて満点を取りました。
特にこだわりがない場合のおすすめ受験順

「いや、正直どれから受ければいいか分からない」
という人向けに、無難で失敗しにくい順番を挙げます。
おすすめ順(甲種1~5類+乙種6、7類を想定)
乙種6類→甲種4類→甲種5類→甲種1類→甲種2類→甲種3類→甲種特類
※乙種7類は後述します。
手堅く乙種6類から取得しよう
消防設備士試験を「どれから受ける?」となれば、乙種6類は外せません。
- 出題範囲が明確
- 初学者が落ちやすい実技(鑑別)の難易度も控えめ
- 消防設備士試験の雰囲気を掴みやすい
と、入門としてかなり優秀です。
まずは、成功体験を積むことで次の類へステップアップしていきましょう。
その後は「甲種特類の受験資格」を意識して取得

この順番の目的は一つ。
「将来、甲種特類を受けたくなったときに困らない」こと。
甲種特類の受験資格とは、『甲種1〜3類のいずれか+甲種4類+甲種5類』を所持していること。
つまり、「特類を受けたい」と思ったときに「受験資格が足りなくて受けられない」という事態を防ぐための順番です。

とはいえ、どうせ取るなら全部欲しいですよね(資格オタクの発想)
乙種7類はいつ受けてもOK

乙種7類は、出題範囲が乙種6類以上に限定的です。
さらに、有資格による免除申請を行うことで、勉強期間を短くすることが可能。
というわけで、好きなときに受けてOKです。
- 他資格の合間
- 仕事が忙しい時期
- モチベーション維持用
自分自身は勉強期間を3ヶ月も取ってしまい、今でも後悔しています。
「乙種7類は1週間で取れるは本当か?」という記事も書いているので、参考程度にどうぞ。
「数日〜1週間で合格した」という話は全力スルー

SNSをやっていると目に入る、「2日で消防設備士甲種⚫︎類合格しました」的なツイート。
こういったものは全て無視、ただのエンタメです。
- 前提条件が省略されがち
- 失敗談は語られない
- 再現性はかなり低め
当たり前のことを書きますが、ちゃんと勉強しないと普通に落ちます。

ギリギリ合格よりもしっかりと勉強して「余裕で合格した」の方がカッコよくないですか?(笑)
消防設備士試験は戦略的に攻略しよう
消防設備士試験は種類が多く、どれから取っていけば良いか迷うことでしょう。
冒頭でも記載しましたが、「これが正義」という順番はありません。
- 会社の評価
- 実務との関連
- 自分の興味
この3つを優先した上で、迷ったらここで提案した順番を使う。
これが消防設備士試験を攻略する上で、一番ストレスの少ない進め方だと思います。
無理せず、着実に積み上げていきましょう。
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当ブログ内には消防設備士試験に関する記事が7記事あります。
合格までの勉強方法や勉強時間を記載した記事や実際の試験で出題された問題を公開しています。
興味があるものをいくつか読んでいってもらえれば光栄です。

良き記事があればぜひコメント残して帰ってもらえると喜びの舞を踊ります!



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