2025年7月27日に『消防設備士 甲種1類』を受験してきました。
実技(鑑別等及び製図)で出題された全ての問題を覚えて帰ってきたので、覚えているうちにまとめて公開します。
具体的な出題数
- 実技(鑑別):5問
- 実技(製図):2問
ちなみに実技問題の全7問全てが「公論出版」のテキスト内に掲載されていた問題でした。

改めて記載しますが、「問題が似ていた」のではなく、「掲載されていた」問題でした。

公論出版に感謝すると共に、少々怖くなりました…(笑)
消防設備士試験でのテキストは「公論出版一択」という確固たる地位を築いているのも納得です。
前置きはこの辺りにして、早速本題へ移りましょう。

関連記事として、消防設備士乙7の問題も公開しているのでそちらも見ていってください!
問題公開に伴う注意点
問題を公開する前に注意点です。
実際の問題は写真や図示がありますが、それらを拝借してくると著作権の問題となります。

それらを考慮して、『写真や図については手書き or AIにて作成したもの』のいずれかの方法で公開していきます。
絵心は皆無なので、その辺りは優しく見守っていただければ幸いです。

公論出版テキストをお持ちの方向けに掲載されているページも記載しておくので参考にどうぞ。
実技(鑑別)1問目
図は、閉鎖型(標準型)スプリンクラーヘッドの構造を示したものである。
矢印A〜Dで示す各部の名称を語群から選び、記号で答えなさい。

正解
A:レバー
B:バルブキャップ
C:ヒュージブルリンク
D:フレーム

公論出版(令和7年版)156ページと同じ問題です。
実技(鑑別)2問目
図A〜Cは、消火設備に用いられる流水検知装置の一例を示したものである。
次の各設問に答えなさい。
1.図Aにおいて、矢印ア及び矢印イの機器の名称を答えなさい。
2.図B及び図Cの流水検知装置の種類をそれぞれ答えなさい。

正解
1.ア:圧力スイッチ
イ:リターディングチャンバー
2.図B:乾式(流水検知装置)
図C:予作動式(流水検知装置)

公論出版(令和7年版)175ページと同じ問題です。
実技(鑑別)3問目
写真は、2号消火栓を示したものである。次の各設問に答えなさい。
1.開閉弁に付いているリミットスイッチの主な役割を答えなさい。
2.この屋内消火栓に保形ホースを使用する理由を答えなさい。

正解
1.開閉弁の開放を検出してポンプを起動させる。
2.ホース引き伸ばしとバルブ開放の操作を1人で行うため。

公論出版(令和7年版)127ページと同じ問題です。
実技(鑑別)4問目
写真A〜Dは管継手を示したものである。それぞれの名称を答えなさい。

正解
A:長ニップル(ニップル)
B:径違いエルボ
C:ストリートエルボ
D:クロス

公論出版(令和7年版)104ページと同じ問題です。
実技(鑑別)5問目
図は、スプリンクラー設備の一部を示したものである。次の各設問に答えなさい。
1.これらの機器を消防法令上、設置することとされている部分はどこか答えなさい。
2.このオリフィスは、消防法令上、ある機器と同等の放水性能を有するものとされているか、その名称を答えなさい。

正解
1.配管の末端で、放水圧力が最も低くなると予想される配管の部分
2.スプリンクラーヘッド

公論出版(令和7年版)182ページと同じ問題です。
実技(製図)1問目
図は、屋内消火栓設備の系統図を示したものである。次の各設問に答えなさい。

1.配管の接続について、誤りが2箇所ある。誤っている箇所を図中に×印で示し、正しい配管を凡例の記号を用いて記入しなさい。
2.図中の逆止弁について、向きが誤って設置されているもの及び設置の必要のないものをすべて選び○で囲みなさい。
3.図中の仕切弁について、平常時「閉」にしなければならないものをすべて塗りつぶしなさい。
4.図中の①〜⑥の部分に設置しなければならない機器を、凡例の記号を用いて解答欄に記入しなさい。
正解


公論出版(令和7年版)210ページと同じ問題です。
実技(製図)2問目
図は、特定主要構造部を耐火構造とした【中略】の政令別表第1(4)項の百貨店に設置したスプリンクラー設備の系統図の一部である。
条件に基づき、次の各設問に答えなさい。

<条件>
1.配管の摩擦損失水筒は、弁、継手等を含み12m。
2.スプリンクラーヘッドはすべて標準型(高感度型ヘッド)で、有効散水半径は2.6m。
3.各階のスプリンクラーヘッドの設置個数はたくさん(略)
※計算に必要のない箇所は省略。
<問題>
1.この設備に必要とされるポンプの吐出量を計算式を示して答えなさい。
2.この設備に必要とされるポンプの全揚程を計算式を示して答えなさい。
3.この設備に必要とされる水源水量を計算式を示して答えなさい。
4.厨房に設置するスプリンクラーヘッドの天井の各部分から一のスプリンクラーヘッドまでの水平距離を計算式を示して答えなさい。
正解
1.計算式:12×90L/min
ポンプ吐出量:1080L/min以上
2.計算式:12m+4m×4+2.5m+3.5m+10m
ポンプ全揚程:44m以上
3.計算式:12×1.6㎥
水源水量:19.2㎥
4.計算式:1×2.6m
水平距離:2.6m以下

公論出版(令和7年版)232ページと同じ問題です。
最後に
以上、実技問題7問を公開させていただきました。
図を描いたり、AI出力に失敗しまくったりと大変でした。本当に大変でした。

本来はもっと早く公開したかったんですが、図の作成でかなり時間を取られました(涙)
色々とツッコミどころはあったかもしれませんが、出題されていた問題は本物なので、許してください。
ここまで読んでいただけた方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
ぜひ当記事へのコメントやX(旧Twitter)で絡んでもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

合格を確認できた後には、勉強内容なども記事にする予定です!
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