『高圧ガス製造保安責任者 乙種機械』に、1ヶ月で合格できました!
本記事では、その具体的な勉強方法や試験当日のポイントをまとめていきます。
- 勉強期間1ヶ月で合格ラインまで到達した方法
- トータル勉強時間
- 使用した教材
- 試験当日の注意点
これから受ける方、受けようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

1ヶ月での合格は再現性十分!簡単に諦めるような資格ではないですよ!
勉強期間は1ヶ月のみの短期決戦

前提として「なぜ勉強期間が1ヶ月なのか?」と気になる方もいると思うので、先に説明しておきます。
- 2025年10月5日(日) 『大気関係第1種 公害防止管理者』試験日
- 2025年11月9日(日) 『高圧ガス製造保安責任者 乙種機械』試験日
上記の試験日程により、「1ヶ月しか勉強期間が取れなかったから」という理由です。
「短期集中」というとカッコよく聞こえますが、公害防止管理者試験との勉強を並行してやれるほど器用ではなかったとも言えます。
公害防止管理者試験の受験当日から、高圧ガス乙種機械の勉強へ移行しました。

ちなみに公害大気1種は不合格でした…。
時間が無い人は過去問周回のみでOK
いきなり結論ですが、試験勉強は過去問周回だけやってればOK。
受験計画を立てる中で「大丈夫であろう」という思いはあったのですが、SNSで聞いても同じような見解の方がいました。
実際にやってみても、1ヶ月集中して勉強すれば合格ライン(6割)には確実に届きます。
もちろん、「絶対に一発合格したい」「不安だから」という方は +1ヶ月追加するとより安定するでしょう。

メンタルの話になりますが、自分は絶対に1発合格するという気持ちもいい方向に働いたと思います。
計算問題はサービス問題
乙種機械の計算問題は、過去問と同じパターンしか出ません。
さらにパターンも少ないため、過去問で出てきた計算問題だけは必ず押さえておきましょう。
自分も計算問題は苦手ですが、そんな自分でも4周くらいで全て解けるようになりました。
「計算問題があったらラッキー」というレベルまで確実に仕上げておくことは必須です。

高圧ガス保安協会の試験全体に言えることですが、計算問題の難易度は低めな印象。
テキストは1冊だけでOK

使用したテキストは下記1冊のみ。
オーム社の三好本という略称で呼ばれているテキストですね。
6年分の法令・保安管理技術・学識の全問題を収録しており、解説も十分。
このテキスト以外には一切手を出していません。

繰り返すだけで合格まで辿り着けます!
時間の限り周回せよ
テキストは「周回してなんぼ」ですが、具体的に意識していた進め方はこちら。
- 1周目: 問題の雰囲気を掴む(正答率は気にしない)
- 2周目: 現時点で解ける問題・解けない問題を区別
- 3周目: 苦手問題が浮き上がってくるので把握
- 4周目以降: 苦手を潰していく
ポイントはとにかくアウトプット、ひたすらアウトプットです。
4周目以降は苦手問題だけ回してもOK。
そのほうが回転数が増えて効率的です。
過去問を完璧にすれば、自ずと合格に近づけます。

周回すればするほど飽きてきますが、そこは歯を食いしばって耐えましょう。
トータル勉強時間

1ヶ月しかなかったこともあり、合計62時間とかなり短め。
これくらいの勉強時間でも十分合格可能なので、「時間が取れない社会人でもいける資格」といって差し支えないでしょう。

1発合格にこだわらないのであれば、20時間くらいの勉強時間でもワンチャン合格は狙える気もします。
試験当日の注意点

高圧ガス保安協会の試験では、問題用紙を持ち帰ることが禁止されています。
そのため、試験の終盤で、自分の回答を暗記。
教室を出た瞬間に急いでメモしたのも良い思い出です。
試験前には「電卓を使って自分の回答を持ち帰るのは禁止です」とのアナウンスがありました。
別会場で冷凍機械責任者を受験していた先輩にも同じ説明があったようなので、最近は特に厳しくなっているのかもしれません。
補足ですが、学識終了後、急いで自分の回答をメモしていたら「友達に15問分の解答を丸ごと伝えていた人」が横を通過。
その内容がすべて自分の回答と一致しており、そこで合格を確信しました。

その方に運命を感じましたが、全問正解だったので納得です(笑)
関数電卓は使用禁止

資格試験に慣れている方にはおなじみですが、本試験では関数電卓は使用禁止。
試験当日、実際に関数電卓を持ってきてしまい、試験員から注意されている受験者がいました。
乙種機械の計算問題は手計算でも十分解けるレベルですが、持参した電卓が使えないという事態は避けたいところです。

ちなみにその方は休憩時間でコンビニまで走って買いに行ってました。
自己採点結果
正式な合格発表前ですが、採点結果は余裕で合格圏内だったので公開しておきます。
- 法令:16/20
- 保安管理技術:12/15
- 学識:15/15(満点)
学識満点は正直びっくり。
試験直前まで学識ばかり詰めていたので、「これで法令落ちたら笑えないな…」という気持ちで臨んでいました。

合格ハガキが届いたらまた掲載しておきます。
まとめ
改めて振り返っても、乙種機械は「過去問を中心」に「短期集中で追い込む」ことで十分に合格点へ到達できる試験だと感じました。
実際、自分はほぼ1ヶ月で合格できましたし、忙しい社会人でも1〜2週間の詰め込みで6割ラインに到達できる試験です。
これから受験する方も「三好本をひたすら周回しまくる」勉強法をぜひ試してみてください。
また、自分が受験した部屋では「55名中15名が欠席」という異常な欠席率。
会社からの強制受験組が受ける前から諦めたという事情があるにせよ、投げ捨てるほど難しい資格ではありません。
効率よく学習しさえすれば、誰でも合格ラインに届くはずです。

本記事が合格の一助になることを願っています。
関連記事
・昨年受験した『第2種冷凍機械責任者』合格体験記
今回と同じく、高圧ガス保安協会の試験をほぼ1ヶ月で突破した体験談となります。
勉強法の流れも近いので、乙種機械と合わせて読み進めるとより効率よく準備できると思います。
短期集中で合格を目指す方は、ぜひこちらも参考にしてみてください!

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