100円均一であるSeria(セリア)で、面白い商品が売っていました。
そのままの商品名ですが、「火起こし器」
炭の火起こしを簡単に出来るアイテムですね。
「何が面白いの?」と思った方、ぜひ聞いていって下さい!
この商品を初めて見た時からずっと思っていたことがあるんです。
「これ焚火台でしょ!」(イメージは↑みたいな感じ)
炭の火起こしをする商品なので、同じようなもんでしょ!と言う浅はかな考えですね。
物は試しということで購入して実験してみました。
普段のレビュー記事ほどガッツリした内容にはしないつもりなので、ネタ程度に読んでいって下さい。
自分と同じようにこの商品焚火台でしょ!って思った方がいればぜひコメント残して帰って下さい!
商品の構造を確認しよう
何の変哲もない火起こし器ですが、簡単に特徴を見ていきましょう。
底部に空気を取り込む穴が開いています。
空気をしっかりと取り込めるように穴のサイズは大きめですね。
炭であれば穴からの落下はなさそうですが、焚火台としてはこの穴のサイズは少々ネックと言えるでしょう。
底部の高さを上げており、そこにも穴が開いています。
地面に直置きしても空気の循環が可能なため、この商品1台で炭起こしを完結出来るシステムですね。
シンプルですが、炭起こしに必要な要素は全て揃っています。
これが100円はシンプルに嬉しい!
焚火台として使ってみる
という訳で、構造は確認出来たので、焚火台として使っていきましょう。
耐熱シートを敷いて、更に高さを上げて地面への距離を取ります(地面焼け防止)
底部の空気取り込み穴から小さくなった炭や灰が落ちることが予想されるので、鉄板を1枚かませます。
ちなみに耐熱シートは記事化してガッツリ解説しているので、良ければそちらも是非読んでみて下さい。
準備が整ったところで、焚き火を開始していきましょう。
初めは小枝から。
着火は簡単に成功し、序盤の火の勢いもとても良い。
構造上の空気の流れがうまく作用している様ですね。
どんどん枝を大きくしていきます。
火力も上々。
近くで写真を撮るのも熱いと感じるほど火が大きくなってきました。
「焚火台テスト成功だな」と思いつつ、焚き火をしていましたが不穏な空気が。
一定時間焚き火をしていた影響で、底部に炭や灰が溜まって空気の取り込み穴が塞がってきた様です。
長めな筒状という構造もあり、下部の穴が塞がってしまうと完全にお手上げ状態。
不完全燃焼改善のため、火吹き棒で空気の入れ替え。
吹くと問題なく火力も戻りますが一時凌ぎな印象。
その後もテストは続けましたが、不完全燃焼が頻発するため諦め…。
焚火台としてのテストとは言えキャンプ中だったので、いつもの「DAISOステンレス蒸し器」に焚き火を移行しました。
ひっくり返して炭を移した時にびっくりしたのですが、しっかりとした熾火状態の炭が出来上がっていました。
継続しての燃焼は設計思想的にも無理ですが、さすがは火起こし器という性能。
この熾火を使って、楽しく焚き火しました(笑)
焚火台としてのテスト結果
テスト結果をまとめると、「火起こし器としての性能は申し分なし、ただし焚火台としての運用は不可」となります。
うーん、残念…そりゃそうだ!という結果に終わってしまいました。
素晴らしい熾火が出来たことに関しては大満足ですが、それなら初めから別の焚火台使えば良い話で…。
炭を起こして、BBQする時にしか活躍出来る機会は無さそうです。
ちょっと加工してもう1度テストしようかなと模索してます。
最後に
初めて見た時からずっと「これは焚火台として使える」と期待していただけに残念な結果となってしまいました。
とは言え、取っ手も付いており使用感は決して嫌いでは無かったので自分は諦めていません。
穴を開けたりと改造した上でもう1度だけ試してみる予定です。
加工の様子やテスト第2弾に関しても記事にするつもりなので、次の更新時にもぜひ読んでやっていただければ幸いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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コメント
遅くなりましたが、自分の実験内容を報告したいと思います。
イメージ元のソロストーブモドキの燃焼性能の殆どは、最強の断熱素材である空気層を用いた、二重煙突構造から来ると自分は考えました。
市販の二次燃焼ストーブを調べてみると、外缶と内缶との間の隙間が狭い製品が多く、二次燃焼用加熱空気はあまり寄与していない気がしたからです。
そこで、件のセリアの焚き火台の中に、一回り小さい缶を入れたところ。
用意した枝が太めだったので空気穴が詰まり難い効果もあるはずですが、以前紹介させて頂いた、DAISOの蒸し器にセリアのケーキ型を被せたストーブより、太い枝でも白煙を生じにくく感じました。
トマト缶などで一般的な4号缶が、ジャストフィットな高さのようです。
100円ショップでも貯金箱あたりが同じサイズでしょうが、トマト缶が中身入りで88円とかで売っているので、空缶に100円を払うのがバカらしく感じたのが、実験報告が遅くなった理由です。
ジャストフィットの高さだと、二次燃焼用加熱空気を活かせるか怪しいので、缶底を缶切りで抜くとき、自分は缶の側面を切り、2mmほど内缶が低くなるようにしました。
更に、外缶と内缶との間の隙間を保つため、内缶から爪を切り出しています。
肝心の、内缶を使わない素の火起こし器との比較を行ってないのですが、参考になれば幸いです。