ドライバッグって知ってますか?
知らない方のために説明すると、小さなギアなどを小分け収納する際に使用するスタッフバッグに防水・耐水機能が付与されたものを「ドライバッグ」といいます。
要は水に強い小物入れってことですね。
雨キャンプの時に活躍してくれそうなので欲しいとは常々思っていましたが、とにかくお高い…!
参考までにAmazonの防水バッグのページリンクを貼っておきますが、1500円〜5000円ほどまでサイズによって価格は様々です。
雨キャンプの頻度と価格を考えると「気軽には買えないなぁ…」というのが正直な感想です。
人によっては雨が降ったらキャンプ中止って方も珍しくないですしね。
そんなドライバッグですが、100円均一であるDAISO(ダイソー)にて2種類のドライバッグ(防水バッグ)が販売されていることは知っていましたか?
ダイソーで500円って結構高くない!?
と思った方、Amazonのページリンクを見てきて下さい。
相場から言うと、圧倒的に安いのでそこはご安心を。
次に湧いてくる疑問として「安いのは分かったけど、性能は?使い心地はどうなの?」といった声でしょうか。
その辺りを今回の記事では深掘りしていこうと思います。
結論だけを先にお伝えしておくと、「3Lは絶対に買うな、15Lのみ購入をおすすめする」ということになります。
自分自身の用途も紹介しながらガッツリ解説していくので、最後までお付き合いください。
自分はあまりにも気に入り過ぎて、15Lを2つ買ってしまったぐらいにはおすすめです!
製品情報をさらっとおさらい
まずは製品情報をおさらいしておきましょう。
キャンプやアウトドア要素に必要な情報のみ抜き取りました。
IPX6相当ってどんなレベル?と思いますよね。
製品の性能を示す規格で「全方位からの強い暴噴水から保護」されるレベルだそうです。
水にガッツリ付けても良いとは言わないけど、豪雨なら大丈夫だよってところですね。
自分はキャンプ・登山がメインのアクティビティなので十分過ぎる性能です。
実際に水を入れてみる
製品情報から豪雨でも大丈夫な性能なのは分かりましたが、もっと激しい想定で実験しましょう。
実験と言っても、ブログで伝えるにはどうすれば良いのか?
そうだ!直接水を入れてみよう!(暴論)
水ドババー(語彙力皆無)
ブンブン(語彙力皆無)
漏れません!すごい!!!
一時的に語彙力を失っていましたが、無事に実験は成功しました。
さすが天下のDAISO製品です。
もう一度記載しますが、あくまで自己責任で!
レジャー用防水バッグ(3L)を実際に使ってみた結果
先ほどの性能テストは申し分なかったのですが、この点はハッキリ言わせてください。
忖度なく記載すると、この商品は「どこで、どのように使われる」ことを想定した商品なのか全く分かりません。
不満点を以下にまとめます。
この通り、不満ばかりです…販売前に使われる状況はある程度想定されているはずなので、開発担当の方には是非ご教授いただきたいです。
マイナスが積み重なることでいつしか使わないって結論になるんですよねぇ。
モバイルバッテリー・充電ケーブルだけを入れるには大き過ぎる
キャンプなどのアウトドアで絶対に濡れて欲しくないものの代名詞と言えば、ガジェットなどの携帯用電子機器でしょう。
自分の場合、キャンプや登山に持っていくガジェット類はモバイルバッテリーと充電ケーブルのみとなります。
電子機器という広いジャンルで言えば、LEDランタンなども候補に挙がるかもしれませんが、アウトドア用に作られた製品は一定以上の防水性能をあらかじめ保有しているので、今回は除外です。
この様に他に入れるものも無いので、モバイルバッテリーと充電ケーブルでは、3Lという容量を活かしきれません。
この程度の量ならジップロックなどで事足りるとは思いませんか?
ジップロックであれば、軽い・安い・使わないときはとてもコンパクトになる。
全ての面でジップロックに負けています…。
自分も使っているAmazon限定ブランドのジップロックのリンクを↓に貼っておきます。
Amazon限定ブランドのジップロックは枚数単価で考えた時、とにかく安いので安さ重視の方におすすめです!
かなり特殊な例なので書きませんでしたが自分の場合、動画撮影もするのでアクションカメラ用の電池パックもあるぐらいですかね。大した量では無いですが補足まで。
材質が硬い、扱い辛いので雨の中でサッと取り出すという動作が困難
安価で水に強い材質ということで致し方ないのかもしれませんが、塩化ビニル樹脂は材質が硬いです。
雨の中の豪雨登山にて実際に使ったところ、この材質ゆえの不満点を強く感じました。
そのタイミングは「スマホの充電が切れ、ドライバッグの中に保管していたモバイルバッテリーに接続する」という場面です。
- バックパックの中から、ドライバッグを引っ張り出す
- ドライバッグを開けてモバイルバッテリーと充電ケーブルを接続する
- モバイルバッテリーとスマホを接続する
- ドライバッグを折り畳んで、バックパックへ収納する
という豪雨環境で無ければ何でも無い工程でも、雨の中ではかなり億劫な作業です。
ドライバッグの中に入れるぐらいなので、水に弱いものしか入っておらず、濡らすことは出来ないので俊敏さを求められます。
結果、ドライバッグの開閉作業に手間取り、内部に水が入るという反省の多い形となりました。
俊敏さを求められるシーンでは、硬い素材は扱い辛くマイナスと言わざるを得ません。
キャンプでしか使わないという想定であれば、急いで開閉するという状況は考えられないのでマイナスポイントとはならないかもしれません。
使用しない時もコンパクトにし辛い
こちらも材質上、仕方ない部分ですが布に比べて厚み・硬さがあるので、折りたたんでコンパクトに収納という扱い方は出来ません。
実際の写真を見ていただければ一目瞭然でしょう。
2つ折り(基本はこちら)
4つ折り(バックパックの隙間にねじ込んで入れる際はこちら)
自分はこの2パータンでしか使っていません。
むしろこれ以上折りたたむこと自体が困難です。
外に持ち出している際に中身が空っぽになったからその分コンパクトに出来るかと言われれば「出来ない」という回答になります。
材質上、仕方ないのでここは割り切って使うしか無いですね。
【補足】もちろん良い面もある
購入をおすすめはしませんが、良い面も箇条書きでお伝えしておきます。
水を防ぐことに関しては、上述しているので割愛します。
コンパクトにし辛いという点でマイナス面をお伝えしましたが、生地に厚み・硬さがある為、かなり頑丈な作りです。
道具類を雑に入れたとしても、破損のリスクは低いことでしょう(容量3Lのドライバッグに入れるものは知れてるので、丈夫である必要は無いと正直思ってはいます)
そして、200円という低価格にも関わらず、しっかりとした耐水性能を担保されている点は大きな魅力と言えます。
悪い点を理解した上で「試しに買ってみたい」という怖いもの見たさであれば、止めはしません。
とは言いつつも、個人的には最初からちゃんとした商品を買って欲しいので、同容量のおすすめ商品も紹介しておきます。
↑の商品は生地が薄く、軽いので「レジャー用防水バッグ(3L)」の完全上位互換となります。
その分価格も上がり「出せないことは無いけど…」という微妙なラインを突いているのでお財布と相談して決めていただければ。
補足
記載してきた通り、キャンプ用途としてはイマイチですが、ペットを飼っている方がマナーポーチとして使っている方がいるそうです(散歩中の糞などを持ち運ぶ)
確かに3Lでも必要十分なサイズですし、匂いが出ないという点でも素晴らしい利用方法だと思います。
DAISO大好きな自分ですが、この商品に関しては「無し」という結論です。
レジャー用防水バッグ(15L)を実際に使ってみた結果
3Lを酷評してしまいましたが、15Lは良いサイズ感で多用途に使えます。
おすすめです。
ーーーーー完ーーーーー
ごめんなさい。一度やってみたかったんです。
ここまで読んでいただけた方ならお察しでしょうが、「レジャー用防水バッグ(3L)」だけですでに文字数が凄いことになってしまいました。
まだ15Lには一切触れてもいません。
という訳で後編へ続きます。
ここまで長くなるとは思いませんでしたが、後編でもガッツリ解説を継続していきます。引き続き宜しくお願い致します!
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