注文住宅を建てたあと、営業担当から「新規のお客様を連れてお宅訪問させてほしい」と依頼を受けたことありませんか?
自分自身も「モデルハウス代わりか〜!?」と戸惑いつつも、お礼に釣られて承諾(笑)
そんな不安を抱えながら、気付けば20回以上の『営業同行お宅訪問』を経験。
経験を積みまくったおかげもあり、今では気楽に対応できています。
この記事では、実際に注文住宅を建てた自分が、お宅訪問の受け入れ側として感じたリアルな体験と、困らないためのポイントをまとめています。
「営業さんに頼まれたけど、どうすればいいの?」と悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

家に来たことある人なら、自分が誰か分かるかもしれません(笑)
「お宅訪問」ってそもそも何?
まずは“お宅訪問”の基本から、ざっくり説明。
お宅訪問とは、これから家を建てようとしている人に向けて、実際に住んでいる家を見学する機会のこと。
・モデルハウスは豪華過ぎる
→実際の生活とはかけ離れていて、参考にならないことも
・リアルな暮らしの雰囲気
→家具の配置や生活動線など、実際に住んでいる人の工夫が見られる
・住んでみてのリアルな体験談
→「ここはこうしてよかった」「ここはちょっと後悔」などの本音が聞ける
といったことを求められています。
つまり、あなたの家が「生きたモデルハウス」になるわけです。

生活感や使い勝手、ちょっとした後悔ポイントも、「本音の参考資料」として見てもらう。
そんな役割を担うのが、お宅訪問。

我が家を訪れた以上、成約してほしいので気合い入れて頑張ってます。
生活感は無くすべき?
まずは準備の段階から。
我が家は家族5人、幼児もいます。
そんな環境では生活感なんて隠せません(涙)

そんな悩みを営業担当に伝えたことがあります。
営業担当「生活感があるほうが、リアルな感じなので問題ないです!過度に物を隠さなくて良いですよ」
と言われました。
モデルハウスにはない「実際の使い方」が見られるのが、お宅訪問の魅力。
とはいえ、何でも見せてOKというわけではありません。
我が家で意識している「隠したほうがいいもの」「見せてもOKなもの」をざっくりまとめてみました。


子供のおもちゃも使い込まれたものは隠しますが、綺麗なおもちゃは見えるところに配置します(笑)
掃除はどこまでやれば?
最難関の課題「どこまで綺麗にすれば良いの?」
結論を言うと、『見える範囲を掃除機かけて、見せたくないものを隠す』でOK。
と言いつつも、本当に悩みますよね。
完璧にやろうとするとキリがないし、時間も体力も足りない…。
そんなときは、ちょっと視点を変えてみましょう。

家を建てる前に、お宅訪問したときのことを思い出してください。
「あそこのホコリ気になる…」なんて、気にしなかったですよね?
少なくとも自分は、細かいところどころか大まかな部屋配置くらいしか覚えていませんでした。
大して記憶にも残らないから、肩肘張らずにざっくり掃除でOK。
完璧じゃなくても、掃除したことはちゃんと伝わります。

ちなみに自分が1番面倒だと思う場所は「庭の草抜き」です。さすがに外から見えるので、ここだけは見える範囲の代表としてせっせと抜いてます(笑)
何を話せばいい?
お宅訪問の本番では、「何を話せばいいの?」ということになりますよね。
ちなみに我が家の場合、同行した営業さんはほぼ喋りません。
おそらく営業間で「あそこのお宅の旦那さんは仕上がってるから何もしなくて良い」と共有されているんでしょう。
訪問時に話す内容は、毎回ほぼ同じ流れ。
慣れてくると自然と口から出てくるようになりますが、ド忘れ防止でiPadを持ちながら説明しています。

初めのうちは、スマホやタブレットに話したい内容を入れておき、見ながら進めると安心なのではないでしょうか。

心配だと思いますが、普通は営業さんが逐一フォローしてくれるので大丈夫ですよ!
各部屋の使用用途を説明
例えば、「この部屋は6畳で、子どもが大きくなったら子供部屋になる予定です。コンセントの位置にこだわって〜」といった説明しています。
見学者の方が実際の生活イメージを膨らませてもらうことが大事ですね。
設計時に意識したポイントや設計士さんとのやりとりなんかも話すと、反応も良い感じになります。

正確な間取りを説明しながら思い出すのは大変なので、設計時の図面を用意しておくことをおすすめします。
電気代や売電実績の話
「電気代がどれくらいかかるのか」「ソーラーパネルでどれくらい売電できるのか」
これは見学者の方が、特に気になるポイントです。
自分は、月ごとの電気代と売電額をExcelでまとめた資料を使って説明しています。

数字を見ながら話すことで、説得力がグッと増します。
ソーラーパネルは季節によって顕著に金額に差が出るので、そういったところを話すと良いでしょう。
営業との連携も重要ポイント
何度か繰り返していると、営業さんから「この話良かったです」や「この話もお願いできますか」といった要望が入ります。
それを反映してアップデートし続けたのが今の自分の説明内容になっています。
とはいえ、それを営業トークで喋るのではなく、あくまで“素人目線”で伝えるのがコツ。
専門的すぎず、リアルな生活者の声として話すことで、相手に響きやすくなります。
こうした生活者の実感をうまく伝えられると、良い感じで終わることでしょう。
見せない部屋があってもOK
慣れない内は「すべての部屋を見せないといけないんだ…」と思い、しっかり掃除してすべての部屋を見せていました。
ですが、「見せたくない部屋」「開けたくないクローゼット」はあっても大丈夫です。

自分は今では「ここは妻のゾーンなのでスルーします」と伝えて、見せない箇所もあります。
初めからここは見せないと決めておけば、掃除する必要も無いし、気持ちも楽になるのでは無いでしょうか。
【まとめ】無理せず、できる範囲で
最後になりますが、補足説明をさせてください。
お宅訪問はあくまでも任意なので、気が乗らなければ断って大丈夫です。
実際、自分は20回以上受け入れていますが、同じくらい断ってもいます(笑)
予定が合わないときや、掃除が面倒な気分のときは、遠慮なく「今回は遠慮させてください」と伝えています。

初めてのお宅訪問は、誰でも不安になりまが、準備と心構えさえあれば、意外と気楽に対応できます。
この記事が、これから受け入れる方の参考になれば嬉しいです。
気になることや質問などがあればコメントで気軽にどうぞ。
最後までお付き合いいただいた、皆さまありがとうございました。

自分は謝礼のためにもこれからも頑張ります!
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