タープひとつで14300円と聞くと、どんな印象ですか?
一般庶民の自分からすると「どう考えても高い…!」と言わざるを得ません。
その様に言ってしまうタープがこちら、スノーピーク(snow peak)の「ライトタープ ペンタシールド」となります。
カッコいいんですよ…!とは言え、高いものは高い!
今回の記事ではスノーピークの「ライトタープ ペンタシールド」を徹底的に解説し、本当に価格に見合っているのかという点を検証していきます。
先に結論をお伝えしてしまうと、「ソロキャンプメイン」の方におすすめしたい商品と言えます。
自分の中ではすでに「ソロキャンプでタープ泊するならまずはペンタシールド」という固定概念が出来上がっているほどです。
長年愛用してきた商品で思い入れも強いので、しっかりと深掘り解説していきます。
最後までお付き合い下さい。
実はキャンプ初心者の時に訳も分からず買った商品だったのですが、結果として大正解でした。
特徴・スペックをおさらい
まずは特徴や付属品をおさらいしておきましょう。
ペンタシールドという名前の通り、五角形の形をモチーフにした商品です。
ポール1本で簡単に設営することを目的に設計されており、ポールの代わりにトレッキングポールや木の枝を使うなど所持品に合わせた臨機応変さも兼ね備えています。
仕様上のサイズは320cm×400cmですが、五角形という形もありそこまで大きく感じることはないでしょう。
ほぼ、他のタープと同じ様なセット内容といったところ。
標準で自在金具が付いているのは結構珍しいので、プラスポイントと言えます。
ただ1点、「何故これが標準で付いているのか?」とペンタシールドユーザーの中で疑問視されているものが付属しています。
それがこちら。
「パドルフッキングカバー」というアイテムでカヌーやカヤックのパドルをタープポール代わりに利用することが出来るものだそうです。
何故、別売りのオプション品ではなく、初めから付属しているのか…標準で付属する商品ではまず無いと思います。
全ペンタシールドユーザーの永遠の疑問です…。
パドルフッキングカバーを何とかして他で流用出来ないかと試行錯誤しましたが、今ではトランクカーゴの肥やしになっています(笑)
軽量・コンパクト
本体の重量は790gで「そこそこ軽い」タープの部類となります。
収納ケースに入れるとこの様なサイズ感(手元にあったシェラカップで比較)
このサイズであれば、バックパックひとつのキャンプにも対応可能です。
タープポールは木の枝で代用したり、周囲にある木に吊るすことで持参しないという選択も出来ます。
ちなみにスノーピーク公式から専用のタープポールも販売されています。
専用品ということもあり、軽量・コンパクトな設計思想は共通認識の様でこちらも軽く持ち運びにはもってこいの商品となります。
このタープポールについては、後ほど解説します。
軽さは正義!ソロキャンプの場合、このタープひとつで寝室とリビングを兼ねています。
設営・撤収の容易さは100点!
この点も強く推したいポイントのひとつ。
写真からも分かる通り、5点をペグダウン+ポールを立ち上げれば、設営完了という容易さ。
初めて設営した頃から、特に悩むこともなく設営することが出来たので、初心者の方も安心です。
設営が簡単ということは、撤収も当然簡単。
ポールとペグを抜いて、長い箇所からパタパタと畳んで行けばこの通り。
収納ケースも小さ過ぎず、大き過ぎずの設計をされているので、雑に畳んだとしてもしっかりと入る点も◎。
設営・撤収が簡単というのは大きな購入動機になるでしょう。
このプラス面が大きいこともあり、自分の中でメインタープとなっています。
一緒に購入すると便利なアイテムとは!?
さて、ここからはペンタシールドと一緒に購入すると便利なアイテムを紹介していきます。
自分自身が初心者時代にペンタシールドを購入したこともあり、「先に知りたかった…」という商品をまとめました。
ある程度キャンプ慣れしている方なら割と当たり前のアイテムではありますが、せっかくなので聞いていって下さい!
ポール
まずは必須アイテムであるポールから。
木の枝などで代用出来るとは言え、1本持っておいて損はありません。
せっかくの軽量タープなので、軽量のポールをおすすめしたいところです。
スタイリッシュかつ、軽量ということでここではスノーピーク公式から出ている専用品を紹介しておきましょう。
「ライトタープポール150」という商品で、収納袋もスタイリッシュ!
見た目だけでなく、収納時の寸法が30cmとコンパクトになる点もミニマムキャンパーには嬉しいところ。
専用品ということもあり、ペンタシールドを設置するのにベストな高さである150cmの長さとなります。
ただ1点注意が必要な点として可変式では無いので、高さの調整などは出来ません。
他の張り方や高さを調節したいということであれば、伸縮可能で長めなポールを購入することをおすすめします。
自分はDODのタープポールを所持しているので、そちらも紹介しておきます。
DODのタープポールは半額以下の価格なので、安価に済ませたいならこちら一択です。
軽量ペグ
必須アイテム2点目であるペグ。
ペンタシールドに付属しているペグはジュラルミンペグなので、流石は天下のスノーピークといったところ。
とは言え、ジュラルミンペグだけでは地盤が硬い場所では心許ない。
「地盤が硬いところには鋳造ペグ」と言いたいところですが、せっかくの軽量タープを活かしてペグも軽量なものを選択しましょう。
自分が最も気に入っているペグである福善「打刀」を強くおすすめします。
とても気に入り過ぎて記事でガッツリ紹介しているので、参考にしていただければ幸いです。
鋳造ペグも良いけど、重さがネック…!
コット
ここからは好みが分かれるが、あったら嬉しいアイテムを紹介していきます。
まずはコット、タープ泊と言えばコットが必須という方も少なくないでしょう。
友人は「腰のケアのためにはコットが必須」と言っています。
ちなみに自分は出来るだけ身軽に移動したいので、コットは持っていかずインフレータブルマットで寝ることの方が多いです。
コット自体は嫌いでは無いのですが、どうしても嵩張る、重量があるアイテムではあります。
就寝時の快適性を取るか、移動時の楽さを取るかと言ったところでしょう。
ちなみにコットをペンタシールドに入れるとこんな感じ。
コットを入れると完全にソロ専用の空間になります。
写真に写っている自分のコットは下にリンク貼っておきます。
コットはイス替わりになる点も◎
モスキートネット
「せっかくのタープ泊なのに、開放感を無くすようなアイテムは不要」と思っている方は考えを改めましょう。
夏場に限ってはモスキートネットは必須アイテムと言っても過言ではありません。
自分自身、寝ている時に虫が周りをうろうろしているのは気になりませんが、蚊に襲撃されるのは苦痛です。
むしろ、その状況を喜べる方は居ないことでしょう。
実際の経験として、朝起きたら背中があらゆる蚊に襲撃されまくって真っ赤になっていたことがあります(笑)
安価なもので構わないので、モスキートネットの購入は強くおすすめしておきます。
蚊はタープ泊の永遠の宿敵です…!
コンパクトな焚火台
まずは前提としてペンタシールドの下で焚き火をしたい場合、非推奨とお伝えしておきます。
難燃性のタープが数多く販売されていますが、ペンタシールドは違うので最悪火事になってしまう危険もあります。
ある程度の知識がある上で、行う必要があるという点は頭に入れておいて下さい。
それでもこのタープの下で焚き火をしたいという方におすすめの焚火台を紹介しましょう。
それがこの「カマドスマートグリルB6型」です。
何故この商品がおすすめかと言うと、コンパクトな焚火台でかつ必要十分な性能を有しているからです。
ペンタシールドが軽量コンパクトなタープという点に合わせ、小さい焚火台だからこそ火の高さもコントロールしやすいと言えます。
火を大きくしなければ、「火の粉でペンタシールドに穴を開けてしまった…(泣)」という悲しいことにならずに済みます。
ご自身でコントロール出来る範囲の焚き火を楽しみましょう。
こちらも自分が紹介している記事があるので、リンクを貼っておきます。
カマドスマートグリルB6型は自分の大好きな焚火台です!安価でコンパクトとまさに万人におすすめ出来る最高の焚火台なので、ぜひ↑の記事も読んでやって下さい!
家族やグループでの利用には不向き
ここからデメリットにも触れていきましょう。
先ほどから何度かお伝えしている通り、この商品はコンパクトなタープとなります。
家族やグループでの利用には小さ過ぎると言わざるを得ません。
実際、自分が家族でキャンプへ行く場合はペンタシールドは選択肢に入りません。
更にフルクローズといった張り方も困難なため、横殴りの雨などが想定される豪雨キャンプにも対応出来ません。
このタープひとつでの雨キャンは何度か経験していますが、降り込んでくるような雨量や風になると絶望します(笑)
ただの雨量であれば、こんな感じで雨キャンも問題なく楽しむことが出来るのでそこはご安心を。
そもそも豪雨時など特殊な状況でのキャンプは控えましょう…(笑)
【購入時の悩み】価格が高い
高価格帯路線のスノーピーク製なので、仕方がない点ですが…単純に価格が高いです。
冒頭でも記載しましたが、タープひとつに14300円は簡単には出せません。
どういった方であれば、購入をおすすめ出来るかというと「ソロキャンプメイン」の方ということになります。
複数人で利用するには困難な大きさに加え、価格自体も高いとなると、1人で自由にキャンプを楽しめる人におすすめしたいという結論になりました。
ちなみに複数人での利用の場合、「HDタープシールドヘキサ」がおすすめです。
スノピは一種のブランドみたいなものなので、所有欲的な喜びはありますよね。
最後に
この記事を書きながら「本当に価格に見合っているのか」ということをずっと考えていました。
決して安くはないですが、スノーピーク製のアイテムは長く使っていける商品が本当に多いです。
自分の経験談としても、スノピ製のアイテムが破損した経験はまだありません。
長期間にわたって使用出来るなら決してコスパは悪くないと言えそうです。
しっかりと結論も出せたところで、今回の記事の締めとさせていただきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメントも残してもらえるとモチベーションアップに繋がりますので、良ければぜひ!
では、今回はこの辺で。
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